ヘアサロン技術において、本当iPhoneの進化くらいに早いスパンで更新されているのでは無いかと思えるヘアカラー技術。
それに伴い、ネーミングやカラー剤も豊富になっています。
単にヘアカラーと言っても、
●薬剤の種類名
●技術名
●ネーミング
色々な要素が重なりあって出来ている事が多いのですが、どうしても複雑化してしまい、ネーミングが先行している事が通常です。
1剤と2剤を混合し、永久的な色持ちのアルカリカラー剤(医薬部外品)、毛髪のみに付着するヘアマニキュア(化粧品)、塩基系、オーガニック系、香草カラー等々。
さらに、アルカリカラーに含まれるジアミンを排除し、アレルギー体質の方へ使うことが可能とされるノンジアミンカラー。
大ざっぱに分類しても、まず使用する薬剤があり、それぞれに特徴と目的が異なります。
それら薬剤を使用して、
単色塗り、ダブルカラー、ハイライト、グラデーション、グラージュ、バレイヤージュ、スライジング、ウィービング、メッシュ…いや、キリが無い程のデザイン系な技術工程があり、一昔前で言えばおしゃれ染め、白髪染め、ファッションカラーくらいのものが、まぁ、増えました。
白髪染め1つを取っても、言わば
グレイカラー、白髪ぼかし等々。
白髪をしっかり染めず、濁す?ぼかす?的なニュアンスカラー。
これらバリエーションは、提案発案された美容師様々。デザイン幅が広がりました。
そして、これら上記の技術に加えて完成するヘアカラーのネーミング。
もう、市販品パッケージは正直理解不可能レベルにも…?
アッシュやブラウン、マットやレッドの基本色から、オリーブマット、スモーキーアッシュ、ブロンドイエロー、メープルオレンジ、プラチナアッシュ迄は許容範囲。
たまに、あるのが相反する色味での表現されてるネーミング。
青系なのか、赤系なのか意味不明なものまで。聞こえはお洒落で良いのだけれど実際良くわからないw
その上行くのが
無防備グレージュ
無敵ピンク
やきもちピンク
はかなげブラウン
見つめてブラウン
…(;_;)/~~~
Paltyシリーズはこんなん感じなので、わたくしには調合できないかもなぁ(^-^;
カラー剤のメーカー→そのメーカー内でのブランド→シーリーズ→ネーミング。
市販に限った事ではなく、サロンブランドにおいても同じで、ビューティーエクスペリエンス→カラー剤→スロウやティントバー等の分類がありますね。
なので、それぞれのカラー剤ブランドが個々にメジャー化してそれを指定される場合も流れとしてはありなのかも。
家電製品も基本性能はほぼ一緒で、家電量販流通と特約店専用で区分されている感覚に近いのかな?
ただ、カラー剤においては分量や比率を絶妙に調合出来る点においては市販品に勝ることは無いけど。
実際、髪質や状態によって塗りわけ、2種類以上の薬剤を使う訳なのでダメージレスな部分においても確実に。
問題はこれだけ、進化してきているカラー剤。
逆に薬剤と技術とネーミングが混在し過ぎて?乱立し過ぎて選択する立場の方が混乱してきているかと。
僕自身車には全く詳しく無いですが、例えるならば…
フェラーリに軽自動車のエンジン載せて!
と言われるくらいの難解の場合も無くもなく
それだけ、カラー剤、カラー技術、ネーミングはごちゃごちゃしてきてるかなと。
選択肢が増える、デザイン性が高まる傾向は本当良いことなんですけど、整合性が取れなくなるのは困るので、まずは担当されるサロンの美容師さんと綿密なご相談をオススメ致します。
場合によっては、本当1時間で終われないカラーデザインが多いですからね。
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