皮膚で一番薄い所が「唇」と言われていますが、湿度に一番敏感な所が髪の毛だそうです。
なので、以前は髪の毛で作られた「毛髪湿度計」と言うのもあります。
それだけ、その日の置かれた環境によって髪の毛は伸び縮みしていると言うことになります。
髪を濡らして、指で挟んで、引っ張ってカットしてしまうと、後に乾かした後なんだか長さが違って感じるのはそのせいです。
それだけ、髪の毛はデリケートで繊細。
髪が乾いた状態で、そのままテンションかけず、仕上がりに忠実なカット方法で、「ドライカット」なるものが技術にあるのも理にかなってます。
伸び縮みが規則性あったとしても、これは髪の毛1本に対してなので、頭全体の生えてる部分で、太さや長さ/毛量/クセ・・・1本1本違いがあるので、一概に頭毛全体の伸縮率で言うと異なってきます。なので、時に扱いやすかったり、時に非常に扱いづらい髪になるんですね。
また、人の髪の毛は地球が自転しているくらいと同じくらい、髪の毛をカットしている時から、気づかないほどの速度で伸びているわけですから、常に頭皮コンディションも違ってきます。
それに加えて、「年齢」という変化。
髪の毛自体が流動的なものであると言うことに対して、年齢とうい変化が加われば本当1日1日違う状態と言う事です。それも目に見えない速さで。
カットに限らず、カラーやパーマも同じことが言えるのですが、この気づきにくい現象、自分で自覚できるのは結構時間が経ってからなんですよね。
なので、「以前とと同じくらいのスタイル」という希望があっても、なかなか以前に近づけにくくなってる場合もあります。
ボリュームだったり、癖だったり、毛量だったり、、、
カットと言う一つのアイテムだけで可能であった素材に対して、若干パーマやカラーと言った施しが必須になる場合。生活環境が変わった場合等、理由も様々です。
もちろん、それらに対応してゆくのが自分たちの仕事なので、是非ご相談ください。
出来る限りの範囲にて対応させて頂きます。
そして、その環境や年齢の変化で起こりうる状態を途切れなく見れることで、いろいろな対策や提案も出来るかと思います。
それだけ、髪の毛や頭皮は繊細で、デリケートなのです。ちょっとした、変化で良くも悪くも変わってしまいます。
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