一般的に、アルカリカラー剤と呼ばれるカラー剤の中での分類で、明るく多用多種なカラーを楽しめるのが、ファッションカラーと呼ばれ、白髪を染めるものをグレイカラーとかと呼びます。
で、ここでの大きな違いは…読んで時のごとくなのですが、ファッションカラーはその時の時のシーズンや流行色に合わせたカラーチェンジがなるべく容易に楽しめるようになっています。
解りやすく云えば、カラーの色味が落ちやすい設計だと言うことです。
とは言っても、アルカリカラーはキューティクルから内部に浸透して留まる永久染毛剤に分類されるので微量の色味は正確に言えば残っていることになりますが、見た目ではその色味まで感じることは少ないかもしれません。
最近は特に、季節ごと、流行ごとカラーチェンジのスパンが短いので各メーカーも色落ちが早めになってる気もします。
もちろん、色持ち重視のメーカーもありますが、極端にもちが良いと中々次の希望の色味に変えたい場合に、前回入れている色味の残留と混ざりあってしまって本来求めたい色味が入りづらくなってしまいます。
入っても混ざりあってしまって綺麗に仕上がらない場合も。
昔小学校で絵の具の筆を洗うバケツで、筆を洗うと、どんどん色が濁ってゆくあの現象と同じです。
逆に、グレイカラーと呼ばれるものは、白髪をしっかりと染めてくれるものになります。
今では明るく染める白髪染も数多くありますが、あくまでも白髪を染めることの出来る染料処方になっていますので、ファッションカラーとは違い一度染めると中々落ちません。
俗にいう、黒髪戻しも同じですので、白髪がでは無い髪の毛にこちらのカラーを使用すると、色持ちは当然良いですが、次回のカラー時には確実に希望しているカラー剤を使用しても毛先は発色しにくいのもになってしまいます。
見た目は同じカラー剤ですが、目的別に分類されていますので注意が必要です。
ご参考まで。
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