寒さが厳しいこの季節に、体を芯から温めてくれる温泉。
この蔵王町も遠刈田温泉をはじめとして、周囲にはたくさんの豊富なお湯が涌き出ています。
温泉効果は泉質によって様々ですが、遠刈田温泉は、神経痛、リウマチ、胃腸病、婦人病、慢性皮膚炎等に効果があるとされています。
ここで、温泉で圧倒的に多いのがアルカリ性。
パーマやカラー等もこちらのアルカリ性で髪の毛本来の色や形を変えるパワーを持っています。
通常髪の毛や肌は酸性、アルカリ、中性で言えば、ビオレUのCMでお馴染みの
弱酸性(4.5~6.0)ですから。
ここで、よく肌に良いと言われるアルカリ性の温泉。何故か?
古い角質をアルカリの効果で落としてくれるピーリング効果がひとつの要因としてあげられます。
肌は日々生まれ変わります。その促進を高めることで、皮膚の余分な角質を落として柔らかくしてくれるからです。
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(ちなみに、これら科学的に説明すると結構ケラチンだ、たんぱく質の性質やアミノ酸の…とごちゃごちゃになるので省きます)
と言うことは、皮膚に関して言えば古い角質に作用してつるつるすべすべになる解釈で構わないのですが、髪の毛に対してはそうもいかないようです。
カラーやパーマはアルカリで変化している死滅細胞です。
特に毛先はかなり年代物と言って良いくらいだいぶ昔の髪。
髪の毛は肌と違って、頭皮の根元からしか生え変わってこない。
しかも、アルカリ処理された髪の毛に膨潤促進力ある温泉アルカリ性。
これだけでも、確実にご理解頂けてると思いますが、カラーの流失は必須になってしまいます。
カラーをアルカリでキューティクル無理やり開いて、色味入れて、その流失防ぐために酸化させて…かなり、おおざっぱに言えばそうですから、温泉とカラーパーマの相性は良くないのは歴然と。
特に、カラー後直ぐ~1週間くらいはなるべく避けることが理想的ではありますが。
ですが、蛇口ひねれば温泉お湯に関しては温泉…と言う恵まれた環境にお住まいの方も多いもので…。
なるべくカラーの色持ち重視したい場合は、温泉水で頭は洗わない、また、温泉になるべく浸らないように気を付けて下さると、色持ちは断然良くなると言うことになります。
是非、これからのシーズンズヘアカラー後に、温泉に行かれる方は気にかけて見てください。
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