度々かいておりますが、黒髪(新生毛)からの一発で希望色を出すには、それなりのダメージが伴います。
明るさと色味の共有を求める際にはどうしても、下地となる髪の毛の黒を分解、破壊すると言う手順が必要になるからです。
つまりは、ブリーチと言う行程なのですが、
このブリーチ自体髪の毛内部の黒を破壊する他、髪の毛を形成しているキューティクル、さらには毛間充物質等々をも破壊してしまいますから、通常カラーで破壊されるより大きく、それ故せっかくブリーチ後に入色した色味も抜けやすいと言う事が起こってしまいます。
通常のアルカリカラーで、どんなに見た目が暗い色味を入れた場合は必ず発色するために、過酸化水素と併用されるために、僅かなブリーチされております。
通常のアルカリカラーでのブリーチが10あるうちの1としたら、ブリーチ単体では10くらいのイメージ。
明らかに差があります。
けれども、できる限り希望色を髪の毛にのせてゆきたいと言う時は、一気に求める事より、通常のアルカリカラーのダメージを最小限に抑えた施術方法が理想的かなと思えます。
つまり、画像にあるように希望色を徐々に重ね塗りして行くことで、ダメージを軽減させながら、希望色に近づけて行くことができます。
ええ、明度で言えば暗くても色味が濃く入れば良しとする場合は其ほど時間と回数はかかりませんが、明るくてしっかり色味を解りたい場合。少し時間と回数かかります。
白色画用紙に水彩絵の具を何度か重ねて塗るイメージと一緒です。
それも同じ色味に限ります…。
このカラー施術自体も必ず少量のブリーチがされているわけですから、元々の髪の毛の黒は少しづつ削られていることになります。
回数を重ねる後とに、ベースとなる黒色素は少なくなり、色味は濃くなってくる、理想的です。
また、普段の生活で少なからず入れた色味は抜けて行くと言う現象がありますのでカラー施術した半月後には改めて重ねて入れていくことが望ましいかもしれません。
あくまで、ダメージ少なく理想的なヘアカラーライフを満喫していただくためのひとつのの方法です。
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