補色

ここ数年、赤みを抹消し透明感のある
アッシュ系カラーが主流でしたよね。

もちろん、まだまだバレイヤージュやグラデーションカラーではデザインとしてのバリエーションは豊富なので人気あります。

同じく、グレイカラー(白髪染め)においても同じく赤みを消す事が多いです。


単純に黒髪の赤みを消そうとしても、なかなか消しきれない、カラー剤ではアッシュやマットと記載あるけど、思ったほどの赤みが消えないと言う事が多い理由としては、髪の毛本来の黒を形成している色素の分量によってきます。

図の様な色相環の様に髪の毛も元々が白ベースであれば、単純にお互いを打ち消す色味を入れてあげれば良いのですが、そうはいかず。

まずは、黒をぶち壊す作業をしてあげなくてはなりません。

色の中でも最大にして最強の黒。

絵の具で🎨パレットで考えてみても、色々な色が混ざってしまってグレーから黒になった所に、新たな色味を加えてもカラーチェンジが出来ないのと一緒で、黒は本当に強いです。

ですので、カラー薬剤の中でも最強の

ブリーチ剤

を使用するのですが、それでも1度や2度では倒せないのが人間本来が持っている黒髪。

通常のアルカリカラー剤、箱入りのドラックストアーなんかで購入できるのも、もちろん黒髪の色素分解するためのブリーチ剤は入ってます。(そもそも、レベル設定がわからないので、濁りやすいですが)

ブリーチ剤を使って、何度か繰り返し黒髪を白ベースへ近づけてようやく、求める色味をのせる事で、赤みを打ち消したカラーに出来きます。

ブリーチ工程で真っ黒から、オレンジ→イエロー→ペールイエロー→ホワイトの様に段階を踏んで脱色されてゆくわけですが、オレンジくらいのレベル、またはイエローレベルくらいで図の補色になりうる色味を乗せても、実際は濁りやすいことも事実です。

濁ると言うより、濃い色味での発色になりやすくなります。

こちらも一概に言えないのですが、

ブリーチ1回でオレンジよりの明るさが出た髪に、明るめのアッシュ(青)*明るめなので、染料が薄いもので乗せるとオレンジ×青でグリーン寄りの発色に。

同じ条件で濃いめのアッシュ(青)染料が多いので、透明感は少ないものの緑味感じにくい、青よりになる可能性の方が高いです。

肌のくすみは嫌ですが、ヘアカラーのくすみはバリエーションのひとつだったりしてますからね。

濁りとくすみの境界線も難しい所。

また、ヘアカラーすれば自ずと色落ちはありますが、濃い色味を入れれば彩度としての楽しみは長期間楽しめますが、薄い色味に関しては、体感的にも早く感じます。

明度*彩度*くすみ*濁り*褪色期間*ダメージすべての要素を考慮して求めるご希望のヘアカラーを楽しむのがベストだと思います。

色味の見えかたで大きく左右する光源、室内なのか屋外なのかも大事だっり、そのカラーを持続するためのホームケアやシャンプー選択も大切になってきます。

最近では、韓国系ヘアカラーも人気あり、インナーでの原色(赤・青・)等々。

透明感と言うよりは、ドスンとハッキリと分かりやすいデザインも多いですよね。

透明感ある外国人風カラーと言うキャッチコピーとは程遠いですが、表現が違うだけで

そちらも

外国人風カラーのカテゴリーなんですけどねw

うーん、カラーは奥が深い…。

hair nap

宮城蔵王の小さなヘアサロン『hair nap』 一生大切にしてゆきたい髪の毛の様々なお悩みのアドバイスを含め ダメージレスな施術を提案させて頂きます。 日々扱いやすい髪質を求める女性へ、育毛発毛にお悩みの男性へ。 *当店は理容室登録店のため男女問わずシェービングメニューも充実しております

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