少し前にTVで、癖毛を処理するハサミが特集されていました。
たぶん、何回か放送しているようで、結構見た人がいるらしく聞かれます。
あれって、どうなの?
って。
う~ん、使ったこと無いので分かりませんが、使い方によってはとても良いものだとは思います。
ピンポイントでTV放映されると、やはり注目されるものなんですね…たまたま観ていた人にとっては。
正直理美容が使うハサミ(シザー)は大工さんが使う道具の種類やお医者さんが使うメスくらいに、用途別や種類別に相当数の数が販売されています。
しかも、数十年前に比べても、かなりの販売メーカーがあり、多分知り得る限りでも200近いメーカーがあります。
その中で、自分自身に合ったお気に入りのシザーをさがしださなくてはなりません。
とは言え、実際ほとんどの場合?僕の場合も含め、自分が一番始めに使い始めたシザーのメーカーや、修行中に慣れ親しんだシザーメーカーからの買い増しが多いかもしれません。
また、その時代の背景で、流行廃りの中での使い方をするシザーも時たま購入する時もあります。
さらには、最近は大手サロンであればオリジナルシザーを作ってアシスタント時代からそのシザーで慣れ親しむということもありますね。
それだけ多種乗なシザーですが、こだわればこだわる程に…こだわらなければこだわらないと言った感じで二極化でもあります。
全てのスタイルをハサミ1本から3本あれば充分と言う方、逆に沢山使って仕上げる方…様々。
どちらがどういいかと言うことは無く、その方次第。
1本何十万のシザーから、数千円のシザー迄今やネット通販でも買えますから凄いです。
素材に拘る、刃付けの角度に拘る、形状に拘る、質量に拘る、挙げたらきりがないんです。
YouTubeで100円ショップの包丁を研ぎ師が本気で研いだら何処まで切れ味良くなるか?と言うのが少し前に話題になって見てみましたが、実際めちゃくちゃ切れてましたね。
そう、刃物は研げば基本切れます。長切れしませんが…素材上。なので、
問題はその耐久性や耐薬性等になってくるのがプロ用。
そして、その切れ味の感覚。
バッサ、ザック、サクッ、バッン…同じ切るでもこれ、好みあります。
ハサミは本当特殊で、包丁と違い刃物と刃物が交わって切れるわけですから、本当繊細な道具といえるかもしれません。
支点が狂えば切れなくなります。
それこそ、100円ショップやホームセンター等散髪用で買えてしまうハサミもあります。
実際あれを使って切れなくはないと思います。切りづらい=切れないとなると髪を切断している部分で毛先を痛めてる可能性も出てきます。
一発で綺麗に切れないと、大抵切れない包丁でトマト等の、断面がグチャっとなるのと同じ状況に髪の毛がなってしまってることが考えられます。そうですね、将来的にはダメージとなる所に。
シザー1本、道具も、大事。
そして、それを扱える技術も大事なんですよね。
ちなみに、昔からのことわざで
バカとハサミは使いよう
とありますが、あれは意味として
●人を使うときは、その人の能力をいかせるように上手く使うべきという教えだそうです。
昔のハサミは鉄ですから、すぐ錆びますし、しかし、研いだり、調整すればまた使えるようになります。
要は、使う側がちゃんと手入れしたり、正しくやれば使えるものだと言うことに。
もちろん。現在は鉄よりステンレス、コバルトや炭素銅、ジャンボジェット機に使う素材等の最先端素材がハサミには使われているので。ハサミを使う人の技術や使い方が肝になりますね。
僕は基本3本あれば間に合いますが。
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