過酸化水素水…

セルフブリーチにて…あっ、しでかしてしまった、Tシャツにブリーチ剤を点々…。

ブリーチ剤=脱色効果ですので、当たり前ですが着色されている衣類の漂白をしてしまうんでね。

ブリーチに限らず、アルカリカラー剤である、通常のヘアカラー、または白髪染も同じく、染毛補助としての役割を持つ過酸化水素水。

基本的に原液とされるものは30%濃度であり、劇薬指定

完全にこのままだと、皮膚から何まででも溶かしてしまうくらい強烈な劇物。


ですが、そんな過酸化水素水を濃度6%にしてあるのが、通常市販されているアルカリカラーのヘアカラー剤。

薬事法で、日本国内毛髪に使用できる最大上限は6%と定められているんですよね。

つまり、髪の毛を明るくしたい!場合には最大6%が限界の使用濃度であり、毛髪のメラニン色素を破壊するパワーとしてもこれが最大になります。

ええ、破壊力が最大と言うこと。

既に明るくなってしまってる毛髪に、染料だけ入れたい場合って、その最大濃度の過酸化水素水が必要かどうか?なんですよね。


メラニン色素(黒髪)を壊す役割をもっている最強濃度をただでさえダメージがある部分に使う必要があるかというと、余程の訳が無い限り必要性が無。

なので、そんな使いわけ、塗り分けできる様にサロンカラーでは4%や3%等々種類があるんです。

6%水で薄めれば同じ事ですが、まぁセルフカラー薄めて塗ろうことなら、ビジャビジャ過ぎて塗りづらいですしね。

適度な粘土が普通にサロンカラーではあります。

漂白剤で有名などこの家庭にもある、キッチンハイター系。
こちらは、次亜塩素酸ナトリウム。

漂白剤…うん、過酸化水素水とは書いてないですね。ええ、塩素系漂白剤となりますので酸素系ではありません。

さて、こちら⏬



こちらは、成分表示に
過酸化水素としっかり表記してあります。

皮膚の消毒剤などにも使用している過酸化水素。酸素系ですね。

言ってしまえば濃度は解りませんが、ヘアカラー時使用するのと同じ同類のものになりますね。

商品名がごっちゃになりやすいですが、細かく見て行くと違いがあることに気づかれると思います。

でもって、自分のやらかしてしまったTシャツ…脱色剤+過酸化水素水ですので、すでに色落ちしてしまったものに関しては復元不可となります。

アルカリカラー剤+過酸化水素水での着色の場合も同じく…。

ヘアカラーの際はお気をつけて。

hair nap

宮城蔵王の小さなヘアサロン『hair nap』 一生大切にしてゆきたい髪の毛の様々なお悩みのアドバイスを含め ダメージレスな施術を提案させて頂きます。 日々扱いやすい髪質を求める女性へ、育毛発毛にお悩みの男性へ。 *当店は理容室登録店のため男女問わずシェービングメニューも充実しております

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